災害ボランティア

 松江市内でも水が最後まで引かなかった大正町、昭和町に災害ボランティアとして片付けの手伝いに行ってきました。
昔からの町並みには高齢者の方が多く見受けられ、どの家も片付けがままならない様子。
私が訪問した老夫婦のお宅は幸い床下浸水でしたが、ご主人は4年前にガンを患い胃と腸の一部を切除されているため、とても力仕事は無理だとのこと。床下にもぐりこみながら、流れ込んだ車のタイヤを引っ張り出し、洗浄・消毒するなどの作業を行いました。


住民の皆さんは寝不足と精神的・体力的疲労が蓄積しており、体調を崩さないか本当に心配な状況です。

水の勢いは凄かったようで、膝まで浸かりながら歩いた時は本当に流されそうになったそうです。


ボランティアのスタッフの方の話では「被害が局所的だったこともあり被害の実態が伝わりにくくボランティアが集まりにくい」とのこと。
これからますます高齢化が進むことを考えると、今回のような災害時の対応体制を真剣に考えていく必要性を強く感じました。